OTRSで特定のチケットについて、ユーザーへクローズや進捗報告などのためにメールを送信したい場合、以下の方法で設定可能です。
※OTRS6の環境下での説明です。予めご了承ください。
- 管理>システム設定 の順に開きます。
- 画面中央の検索窓で、Sendmailと検索します。
- 検索結果一覧からSendmailModuleを開き、SMTPSを選択し更新します。
- SendmailModule::hostを開き、smtp.ホスト名(例:smtp.gmail.com)を入力します。
- SendmailModule::Portを開き、465を入力します。
- SendmailModule::AuthUserを開き、username@ドメイン名(例:username@gmail.com 通常はメールアドレスの形式)を入力します。
- SendmailModule::AuthPasswordを開き、SendmailModule::AuthUserで設定したユーザーアカウントのパスワードを入力します。
- OTRS画面上部で、「デプロイされていない設定があります。デプロイしますか?と表示されている場合は右側の矢印のリンクを開き、デプロイを行ってください。
デプロイの流れ - 実際にメールが送信できるか確認します。
ダッシュボード>チケット>ステータス・ビュー>適当なチケットを選択し、コミュニケーション>メール送信 - エラーが発生する場合は、設定の値(ポート番号やAuthUserの情報など)が正しいかどうか確認してください。
エラー例
「Could not send message to server: 550, Start mail input; end with <CRLF>.<CRLF> !」のエラーが表示される
該当エラーの場合、サーバーとの通信がうまく取れていないと思われるため、設定の確認またはSendmailModule::AuthUserで使用したアカウントに問題が無いか確認する必要があります。
「smtp error password command failed 535 5.7.3 authentication unsuccessful」のエラーが表示される
該当エラーの場合、アカウントの認証情報に誤りがあるか、または認証アカウントの権限不足が考えられます。
「Can’t connect to smtp.ドメイン名.com」のエラーが表示される場合
SendmailModuleのsmtpサーバー名またはポートに問題があると思われますので修正してください。
上記は筆者が設定したときに遭遇したエラーですが、結局すべてSSHを必要とせず、OTRSのWebブラウザのコンソール上で解決できました。
筆者の場合、SendmailModule::AuthUserに指定したアカウントがExchangeの認証アカウントではなかったようで、認証アカウントを指定しなおした後、正常にメール送信できるようになりました。
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