柿の種は、スーパーなどで実を買って食べると簡単に手に入ります。(中には種無し柿などもあるので、種が欲しい場合は注意が必要です)。花が咲き、実が成るまでは「桃栗3年柿8年」と言われる通り、種から栽培すると8~10年ぐらいの期間が必要になってきます。また、実が成るようになっても、買った時のような美味しい柿を食べることはできない可能性もあります。
というのも、スーパーで売られているような柿(完全甘柿)の種から栽培した樹になる実は、同じような柿の実をつけるとは限らないからです。
スーパーの柿(完全甘柿)の品種は、基本的に雌花しか咲かないため、種から育てた柿は他の品種の雄花の花粉と交雑した雑種となってしまっている為です。
そのため種を蒔いて実が成った果実は、不完全な甘柿か渋柿になる可能性があります。
ですが、柿の葉は紅葉の美しさも魅力です。晩秋に柿の葉が紅葉して、本来の緑に赤や黄や茶などさまざまな色が入り混じって美しくなることを「柿紅葉(かきもみじ)」と呼びます。
なので、種から柿を育てる場合は、実は期待せず、紅葉を楽しむのがベターです。
柿の実生苗の栽培経過
春先になりましたが、新芽が生えてきました。なんとか外置きで冬を超えてくれたようです。
葉がだいぶ大きくなりました。実生苗なので美味しい実が成る確率は低いですが、紅葉にもなるので、この葉っぱだけでも十分楽しめます。
葉に続き、新枝も少しずつ伸びてきました。そろそろ鉢が小さくなってきました。
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