MicrosoftのTeamsアプリでビデオ通話を使用したり、録画しようとしたりすると、自分の画面が固まってしまう現象が起こるケースがまれにあります。
調べたところ、Windowsバージョン1909以降で該当の現象が起こるとのことです。以下に該当の現象が発生した場合の対処手順を備忘録として記載します。
目次
- アプリがカメラにアクセスする権限の有無の確認
- トラブルシューティングツールを使う(Microsoft Storeアプリの場合)
- Windows Updateを最新の状態にする
- カメラのドライバを再インストールする
- レジストリに設定を追加する
アプリがカメラにアクセスする権限があるかどうかを確認する
Windows上の設定として、アプリのカメラへのアクセス権がOFFになっているケースがありますので、以下手順で確認します。
- Windowsスタートボタンから設定(歯車アイコン)をクリック→「プライバシー」→左カラムの「カメラ」の順に開きます
- 「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」がオンになっていることを確認する(オンになっていても念のため入切しましょう)
- 設定を閉じる
トラブルシューティングツールを使う(Microsoft Storeアプリの場合)
Microsoft Store版アプリの場合はこちらの方法で治る場合もあります。コアな対応を行う前に一度試してみることをお勧めします。
- Windowsスタートボタンから設定(歯車アイコン)をクリック→「更新とセキュリティ」→左カラムの「トラブルシューティング」の順に開きます
- 「Windowsストア アプリ」をクリック→「トラブルシューティング ツールを実行」をクリック
- 設定を閉じる
Windows Updateを最新の状態にする
Windowsの更新で治る場合もあります。しばらく更新していなかったり、更新が溜まっている場合は更新を適用してください。
- Windowsスタートボタンから設定(歯車アイコン)をクリック→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開き、更新の適用状況を確認する(更新がない場合は「最新の状態です」と表示されます)
- 以下画像のように未適用の更新が存在する場合は適用を行う(適用状況によって「ダウンロード」「インストール」「再起動」などボタンが変わります)
カメラのドライバを再インストール(更新)する
ドライバを更新するのも有効な手段の一つです。
以下はデバイスマネージャーからの設定の説明ですが、LenovoやDELL等大手メーカーのPCは大抵ドライバやファームウェアをまとめて更新するためのツールを出していますので、各メーカーのHPからダウンロードして利用することをお勧めします。※Lenovoの場合はこちら
- Win+Rキーを押し「ファイル名を指定して実行」を開き、devmgmt.mscと入力し管理者として実行(Shift+Ctrlキーを押しながらEnter)します
- 以下のようにカメラのドライバをを探し手右クリックし「デバイスのアンインストール(U)」を押下します
- パソコンを再起動します(アンインストールの完了)
- 1の手順で再度デバイスマネージャーを開き、ハードウェア変更のスキャン(A)を押下します。
- 画面に従って進み、すべて正常に進めばドライバが再度インストールされます。
レジストリに設定を追加する
これまでの方法で効果がない場合は、こちらの方法も試してみてください。レジストリに特定のキーを追加する方法になります。
- Win+Rキーを押し「ファイル名を指定して実行」を開き、regeditと入力し管理者として実行(Shift+Ctrlキーを押しながらEnter)します
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Media Foundation\Platform へ移動します(アドレスバーのところにコピペすれば飛べます)
- 「新規(N)」→「DWORD(32 ビット)値(D)」を選択します
- 値の名前は”EnableFrameServerMode”、値のデータは0にしてOKします。
- パソコンを再起動します
筆者の環境(Lenovo)では今までのところ上記のいずれかで改善できています。またイレギュラーな事象がある場合は更新します。お役に立てると幸いです。
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