Excelで文字列を変換するときに便利な関数
Excelで日常的によく行う「文字列の加工・変換」。社内資料の整形やレポート作成の場面で、覚えておくと手作業の置換や加工を大幅に短縮できます。ここでは特に実務で役立つ関数をまとめました。
1. 大文字・小文字の変換
- UPPER:すべて大文字に変換
=UPPER("excel")→EXCEL - LOWER:すべて小文字に変換
=LOWER("Excel")→excel - PROPER:単語の先頭を大文字に変換
=PROPER("microsoft excel")→Microsoft Excel
2. 文字数の取得・抽出
- LEN:文字数を取得
=LEN("Excel")→5 - LEFT / RIGHT:左端または右端から指定文字数を抽出
=LEFT("2025-09-07",4)→2025
=RIGHT("2025-09-07",2)→07 - MID:任意の位置から指定文字数を抽出
=MID("ABCDEF",2,3)→BCD
3. 文字の置換
- REPLACE:位置を指定して文字を置き換え
=REPLACE("12345",2,2,"XX")→1XX45 - SUBSTITUTE:文字列内の特定文字を別の文字に置換
=SUBSTITUTE("apple, banana, apple","apple","orange")→orange, banana, orange
4. 空白や不要文字の削除
- TRIM:余分なスペースを削除(半角スペースのみ対象)
=TRIM(" Excel ")→Excel - CLEAN:印刷できない制御文字を削除
=CLEAN(A1) - TEXTJOIN や CONCAT と組み合わせると、複数セル結合時に余分な空白を排除できます。
5. 文字列の結合
- CONCAT(または旧関数 CONCATENATE):複数セルや文字列を連結
=CONCAT(A1,"-",B1) - TEXTJOIN:区切り文字を指定して結合
=TEXTJOIN(", ",TRUE,A1:A3)→ セルA1~A3を「, 」で連結、空白セルは無視 - & 演算子でも結合可能
=A1 & "さん"
6. 数値・日付を文字列化/書式変更
- TEXT:指定フォーマットで文字列化
=TEXT(TODAY(),"yyyy/mm/dd")→2025/09/07 - VALUE:数値化(文字列を数値に戻す)
=VALUE("123")→123
7. 実務シナリオ例
- 社員名簿の整形:
PROPERで名前の頭文字を統一。 - 製品コードの桁合わせ:
TEXT(A1,"00000")でゼロ埋め。 - メールアドレスのドメイン統一:
SUBSTITUTEで旧ドメインを新ドメインに置換。 - 住所データの結合:
TEXTJOIN(" ",TRUE,A1:D1)で「都道府県 市区町村 番地」を一行化。
まとめ
Excelでの文字列処理は「置換・結合・整形」が中心です。特に UPPER/LOWER/PROPER、LEFT/RIGHT/MID、SUBSTITUTE、TEXT は使用頻度が高く、覚えておくと日常業務の時短効果が大きいです。
補足:Excelのバージョンによっては TEXTJOIN や CONCAT が使えない場合があります。その場合は従来の CONCATENATE 関数や & 演算子を活用してください。


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