会社員としてオフィスで働いている場合によくあることですが、添付ファイルを付けてメールを送信する時に送信サイズの制限が厳しいことがあります。サイズ上限は企業によってまちまちですが、大体10~30MBぐらいまでが上限ではないでしょうか。
ですが、この程度のサイズだと送りたいファイルのサイズが上限を超えてしまう場合もあると思います。
このような場合、方法としてはUSBやCD媒体にデータを保存する等して郵送することも一つの方法ですが、郵送で届くのを待っている時間がない場合もあると思います。
また、googleドライブやBox等のクラウドストレージを利用して送付するのが最近は主流になってきておりますが、組織内のポリシーで禁止されている企業もあると思います。
そこで、もう一つの方法として、データを分割して送信する方法があります。今回はこの方法で相手へデータを送信する方法について解説したいと思います。
目次:
具体的には以下の手順になります。
ファイルを送る側の作業手順
- フリーソフト「7zip」をパソコンにインストールする
- 7zipのダウンロードページ(https://sevenzip.osdn.jp/download.html)へ行き、インストーラーをダウンロードします。(今回の説明は64bit版の.exeを使用した場合です)
- インストールのガイドに従って進みます。特別な設定は不要なのでNextで進んで行って問題ありません。
- 7zipのダウンロードページ(https://sevenzip.osdn.jp/download.html)へ行き、インストーラーをダウンロードします。(今回の説明は64bit版の.exeを使用した場合です)
- インストールした7zipを使ってファイルを分割する
インストールされたら、添付したいファイルを分割圧縮します。対象のファイルを右クリックすると「7-zip」の項目がありますのでそちらをクリック->「圧縮…」の順に選択します。
- 「アーカイブ形式(F):」をzipにし、「分割ボリュームのサイズ(V):」プルダウンから分割サイズを選択します。※組織内のメール添付サイズ上限を下回るものを選択してください
また必要に応じて「暗号化」欄に任意のパスワードを2回(入力、再入力)入力します。
- ファイルのあるディレクトリに、ファイル名.zip.001,002…形式の名前で分割ファイルが作成されます。
- メールに上記のファイルを添付し送信します。1回の送信にファイル1つを添付します。
ファイルを受け取る側の作業手順
- 受け取ったすべてのメールの添付ファイルを同一のフォルダに保存
以下は例としてextractという名前でフォルダを新規作成し、送られてきた添付ファイルを保存しています。
- 添付ファイルをすべて選択し、右クリックで7zip->ここに展開を選択
- ポップアップにパスワードを入力
ファイルにパスワードが設定してある場合、ここでパスワード入力を求められますので入力します。
- フォルダが生成されファイルが解凍される
元のファイル名の名前でフォルダが作成され、中にデータが展開されます。
まとめ
職場のPC環境は様々な制約があって窮屈さを感じることも多いですが、決められたルールの中でなるべく効率よく業務をこなしていくことも大切ですね(^^)誰かのお役に立てれば幸いです。
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