社内で業務利用している共有サーバーなどで、業務時間中に急にサーバーの動作が遅くなったり、データの移動やコピーの速度などが急に落ちたりした場合、windows server環境では、グループポリシーでサーバーへのデータ転送量を制御することができます。
設定手順について以下に記載します。
グループポリシーエディターを開く
サーバーにログインし、windowsボタン+Rでファイル名を指定して実行のウィンドウを開き、gpedit.mscと入力しOKを押します。
QoSの設定を開き、修正する
- コンピューターの構成>Windowsの設定>ポリシーベースのQoS を右クリックし、”新規ポリシーの作成(C)”を押します。
- ポリシー名(P):に任意のポリシー名を入力し、出力方向のスロットル率を指定する(T):にデータ転送スピードの上限値を入力し、次へ進みます。
以下例では、ダウンロード/アップロードを10240KBps(10MBps)に制限しています。
- QoSポリシーの適用対象を設定し、次へ進みます。
- 発信元と宛先のIPアドレスの指定を求められます。特定のIPアドレスのみにQoSポリシーを設定する必要がなければ、そのまま次へ進みます。
- プロトコルとポート番号の指定を求められますので、プルダウンから選択し、ポート先の指定が特に無い場合はとのまま完了を押します。
確認
グループポリシーエディター内、ポリシーベースのQoS設定に設定したポリシーが表示されますので、ファイル転送を行ってみましょう。
設定した値以上の速度で転送が行われなければ正常に反映されています。
※再起動は不要です。設定するとすぐに反映されます。
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