先日会社から支給されたiPhoneを、至急返却する必要がある方がいて、代替端末も用意されないとのことで、取急ぎ携帯の中にあるsmsのやり取りの内容をまとめてエクスポートしたいという依頼があり、表題の対応を行いました。
とりあえず内容が一覧でわかればよいとのことだったので簡単にまとめました。
抽出手順
- SQLLite形式のDBファイルを開けるツールをインストールします。
筆者はA5:SQL Mk-2というフリーソフトを利用しました。ポータブル版なのでインストール作業も不要なのでおすすめです。https://a5m2.mmatsubara.com/ -
A5:SQL Mk-2にiPhoneのsms.dbを登録
- 「データベース」→「データベースの追加と削除」メニューを選択
- 「データベースの追加と削除」ダイアログで、「追加」ボタンをクリック
- 「追加するデータベースの接続タイプを選択」ダイアログで、「専用接続 デスクトップ向けデータベース」→「SQLite (sqlite3.dll経由)」をクリック
- 「データベースの内容を登録」ダイアログで、「データベース]」欄にiPhoneから取り出したsms.dbを選択
- 「テスト接続」をクリックしてファイルを開けることを確認
- 「OK」をクリック
- 「A5:SQL Mk-2で識別するデータベース別名を入力」ダイアログで「データベース別名」欄に適当な名前(ここでは例として”iPhone”)を入力
- 「OK」をクリック
- 「閉じる」ボタンをクリック
-
A5:SQL Mk-2でiPhoneのsms.dbを開く
- 左側ツリービューで「データベース」の下に「iPhone」があるのでこれをダブルクリック
- ユーザーIDやパスワードを聞かれても空白のまま「接続」ボタンをクリック
- ツリービューの「iPhone」→「
」→「テーブル」の下に16種類のテーブルがあるのを確認できる
-
データ抽出SQLを実行
- 「ファイル」→「新規」→「SQL」でSQL実行用のビューが出てくるので、そこに以下を貼り付けて実行
select m.date , m.service , m.subject , m.text , h.id from message m left join handle h on m.handle_id = h.rowid order by m.date;
- 「ファイル」→「新規」→「SQL」でSQL実行用のビューが出てくるので、そこに以下を貼り付けて実行
- 処理後は、実行結果をExcelにエクスポートする等で内容を確認することができます。
また時間のある時に、添付ファイルの紐づけ等もどうやるか調べてみたいと思います。
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