Microsoft Teamsは社内外のコミュニケーションに欠かせないツールですが、利用者からの問い合わせも少なくありません。
本記事では、Teamsでよくある問い合わせ内容とその対処法をまとめました。日常のトラブル対応にお役立てください。
1. Teamsにサインインできない
原因:アカウント情報の不一致、キャッシュの不具合、多重認証(MFA)の未対応など。
対処法:
- 正しいアカウント(会社アカウント / 学校アカウント)でサインインしているか確認。
- 一度サインアウトし、キャッシュをクリアする(Windows:
%appdata%\Microsoft\Teamsフォルダを削除)。 - ブラウザからTeamsにアクセスし、同じアカウントでログインできるか確認。
2. 会議に参加できない / 音声や映像が出ない
原因:ネットワークの制限、デバイス設定、Teamsアプリの権限不足。
対処法:
- 会議リンクをブラウザ(Edge/Chrome)から開いてみる。
- 設定 → デバイス からマイク・スピーカー・カメラが正しく選択されているか確認。
- Windows設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク / カメラ → Teamsへのアクセス許可を確認。
- ファイアウォールやプロキシ環境下では、Teamsが必要とする通信ポートがブロックされていないか確認。
3. チャットやチームにアクセスできない
原因:対象チームから削除されている、または組織ポリシーによる制限。
対処法:
- 所属チームの一覧に対象チームが表示されているか確認。
- 管理者に問い合わせて、チームから外されていないか確認。
- 外部ユーザーの場合、ゲストアカウントの権限が有効か確認。
4. 通知が届かない
原因:通知設定の誤り、Windowsやモバイルの通知制御。
対処法:
- Teamsアプリ内の「設定 → 通知」から、チャットや@メンションが有効になっているか確認。
- Windowsの「通知とアクション」で、Teamsの通知が許可されているか確認。
- モバイルアプリの場合は、OS側の通知設定も確認。
5. ファイルが開けない / 同期できない
原因:SharePoint / OneDriveの権限設定や同期アプリの不具合。
対処法:
- 対象チームのSharePointサイトに直接アクセスしてファイルを確認。
- OneDriveアプリの設定から「同期」状況を確認、サインインし直す。
- ファイル名に使用禁止文字(\ / : * ? < > | など)がないか確認。
6. Teamsが重い / 起動が遅い
原因:キャッシュ肥大化、同時利用アプリ数、PCのリソース不足。
対処法:
- Teamsを終了し、キャッシュを削除(
%appdata%\Microsoft\Teams)。 - 不要なアプリを終了し、メモリとCPU使用率を確認。
- Teamsを最新版に更新。
7. 管理者向け:ユーザーからの問い合わせが解決しない場合の確認ポイント
ユーザー自身の設定では解決できない場合、管理者が確認すべきポイントをまとめます。
- Teams 管理センターで対象ユーザーのポリシーを確認
- 会議ポリシーで「カメラ」「マイク」「画面共有」が制限されていないか
- メッセージングポリシーでチャットやファイル共有が無効になっていないか
- Intune / デバイス構成プロファイルでカメラ・マイクが制御されていないか
- 条件付きアクセスでモバイル端末や特定のネットワークからのアクセスがブロックされていないか
- ネットワーク側の制御
- Teamsの必要ポート(TCP 443、UDP 3478-3481)が開放されているか
- プロキシ環境でWebSocket通信がブロックされていないか
- ユーザーライセンス(Microsoft 365 Business / E3 / E5 など)でTeamsが含まれているか確認
まとめ
Microsoft Teamsで発生しやすい問題とその対処法をユーザー・管理者の両面から紹介しました。
まずはユーザー自身が確認できる範囲を試し、それでも解決しない場合は管理者がTeams管理センターやIntuneなどで制御設定を確認するのが効果的です。
環境全体で同様の不具合が多発する場合は、ネットワークやポリシー設計を見直すことをおすすめします。


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