オフィスの引っ越しにつきものの、電話番号の問題
オフィスや事務所を移転時に、引っ越したいと伝えると、電話回線の回線業者(NTTやSoftbank等)に「電話番号が変わります」と言われてしまう場合があります。
実は、これは引越し先がどこかによって変わってきます。場所によってはそのまま番号を継続して使うことができるということです。
具体的に、どんなケースで電話番号を継続して使うことができるのか
回線業者は、それぞれの地域ごとに、その地域の電話回線をまとめて収容している局舎ビルというものを持っています。局舎ビルにはそれぞれ受け持っている地域(局舎エリア)があり、固定電話の番号を継続して使うには、この局舎エリアの範囲で引っ越しをすればOKです。
自分の引っ越し先が番号をそのまま使えるのか確認する手段
NTTの場合は、https://www.ntt-east.co.jp/info-st/info_dsl/area.htmlから各地域の局舎エリアを確認することができます。
またSoftbankの場合でも、元々NTTから乗り換えた番号である場合(おとくライン等)は、上記NTTの局舎エリアと同一になります。
ここで1つ注意点としては、同じ町内でも番地によって局舎が異なっていたり、逆に異なる住所でも局舎が同じだったりする場合もあります。そのため、住所が同じだからといって安心せず、上記NTTの局舎エリア一覧をよく参照することを推奨します。
また、NTT東日本の場合、0120-116-000に電話をしても確認することができます。
上記ページでの確認方法がよく分からない方は、現オフィスの局舎の調べ方、現在どこのNTTの局舎に該当するか等を確認しましょう。
基地局が変わってしまうけれども、番号を継続して使いたい場合の手段
実は基地局が変わってしまう場合でも、クラウドPBXを活用することによって、電話番号を変えずにオフィス移転をすることができる場合があります。
クラウドPBXについて
クラウドPBXを使うことにより、クラウド上のサーバーに電話番号が紐づくため、現在のNTTの局舎エリア外へ引っ越ししても、今の番号を使い続けることができます。
そして、これによりオフィス移転のたびに、電話番号を変える必要がなくなり、既存の顧客を失うリスクを無くすことができます。
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