最近、社内で社員の退職があり、使用していた社用携帯とPCを受け取ったのですが、パスコードは聞いていたものの、Touch IDが設定されている状態のままで初期化に手間取ることがありました。
通常は、社用携帯の管理をしているMDMサイトから対象のデバイスを選択してパスコードの解除や初期化ができるのですが、運の悪いことに古くからの社員のため、MDMへの登録が漏れている端末で、通常の手順が使えなかったためいろいろと調べました。
最終的にはiTunesを使用し初期化することが出来ましたが、こちらも通常のiTunesからの初期化手順ではできなかったため、試した内容を記載したいと思います。
作業環境:
Windows 11 24H2, iPhone SE3, iTunes バージョン12.13.6.1
うまく初期化できた手順
- iPhone SE3をライトニングケーブルでiTunesがインストールされているWindows PCに接続
- Windows PCにインストールされているiTunesを起動
- iPhone SE3の電源ボタンを長押し➡林檎が出てもそのまま長押し➡iTunes側でアップデートまたは復元の選択肢のポップアップが表示されるので、復元んを選択
- 復元が開始し、iPhone SE3側でリンゴマークで処理中になり、しばらくすると初期のHello画面になる➡通常の操作で進める
- 初期画面を進めていくと、「iPhoneの設定は不十分です」の画面が表示される為、「消去して最初からやり直す」を選択
- 「iPhoneを消去し、最初からやり直しますか?」の画面が出るので、「iPhoneを消去」を選択
- 再びリンゴマークで処理中になる➡しばらくするとまた初期のHello画面になる➡通常の操作で進める
- 完了
まとめ
今回はたまたま解決できる方法が見つかりましたが、iOSのセキュリティは基本的にAndroidと比べて厳しく、今後のアップデート次第で通用しなくなる可能性もあります。
基本的にはMDMができるツールを導入し、社内の端末を一元管理できるようにしておくのがベストだと思いました。
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