Sharepoint ServerからOffice 365のSharepoint Onlineへのドキュメント・データの移行ツール「SharePoint Migration Tool」

職場にて表題の件の対応があリ作業を行ったため、備忘録として記載します。内容としては既存環境としてオンプレのSharepoint Server上のサイト上のドキュメントや設定をOffice365環境へ移行するというものです。

移行手順

移行にはSharePoint Migration Toolというものをインストールして使用します。ダウンロードはこちら

インストール完了後、スタートメニューから起動します。

Sharepoint Migration toolの起動

Sharepoint Migration toolの起動

「アカウントにサインイン」ポップアップが現れ、アカウントID入力を求められますので、Office365側のユーザーアカウントIDを入力します。

O365側のID(メールアドレス)を入力

O365側のID(メールアドレス)を入力

続いて、アカウントのパスワード入力を求められますので入力を行い、サインインします。

Office365側のアカウントパスワードを入力

Office365側のアカウントパスワードを入力

新しく移行を開始したい場合、「Start New Migration」をクリックします。移行作業中または移行元での更新を移行先に反映させたい場合は「Show Saves Migrations」を選択します。

Start New Migrationをクリック

Start New Migrationをクリック

移行元の環境種類を選択します。今回の例ではオンプレのSharepoint Server 2013が対象のため、「Sharepoint Server 2013」を選択します。

移行元の環境を選択

移行元の環境を選択

「What site contains the content you want to migrate?」の部分に移行元(オンプレ)のアドレスを入力します。入力後次へ進もうとすると認証を求めるポップアップが表示されますので、オンプレ側のIDとパスワードを入力します。その後、「Select the content you want to migrate」が選択できるようになりますので、プルダウンから移行させたいライブラリを選択します。

移行元環境との接続(認証)

移行元環境との接続(認証)

移動させたいライブラリを選択したら、次へ進みます。

Nextボタンで次へ進みます

Nextボタンで次へ進みます

「Enter the SharePoint Online site where you want to migrate your content」の部分に移行先のサイトアドレスを入力します。通常は自動的にその下の「Enter your list destination」も入力されます。存在しないサイトの場合は自動的に新規で作成されます。

移行先のアドレス、ライブラリ名を入力>Next

移行先のアドレス、ライブラリ名を入力>Next

移行の確認画面が表示されますので、問題なければNextで進みます。「Source」が移行元サイト名、「Destination」が移行先サイト名になります。

移行内容確認画面

移行内容確認画面

移行内容の詳細設定画面に移ります。オンプレ環境の権限設定の移行要否、バージョン履歴の移行要否などを選択可能です。通常は以下画像の状態になっています。問題なければ下部の「Migrate」ボタンを押すと移行が始まります

移行の詳細設定確認

移行の詳細設定確認

正常に移行が完了すると、以下のように「Migration completed」と表示されます。「Save」を押すとこの移行が記録されます。(Sharepoint Migration toolを開いた後の「Show Saves Migrations」から参照可能になります)

移行完了後の画面

移行完了後の画面

他の保存済みの移行を参照する場合は「Resume other session」を押します。新しい移行を開始する場合は「Start new migration」を押します。







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