Outlook2016を使っていて、今まで宛先をすべて入力しなくても、何文字か入力すると自動的に使ったことがある宛先が表示されるようになっていましたが、突然何も出なくなってしまう現象が発生してしまったので対応を行いました。
この機能はオートコンプリートと呼ばれる機能で、過去に入力した宛先などの文字入力を自動的に記録し、再入力時に自動的に候補として表示させる機能です。
オートコンプリートをバックアップするツール「MFCMAPI」
オートコンプリートを自動でバックアップすることはできませんでしたが、こちらの方法で手動でバックアップが可能なため、ある程度オートコンプリートの履歴が溜まってきたら使うのがおすすめです。
利用方法
- https://archive.codeplex.com/?p=mfcmapiにアクセスし「April 2017 Release of MFCMAPI and MrMAPI」リンクを開きます。
- MFCMAPI 64 bit executable(64bit環境の場合)をクリックし、zipファイルをダウンロードして解凍します。
- 解凍したフォルダの中の「MFCMAPI.exe」を実行します。インストール不要なためすぐに開きます。
- 「セッション」タブの「ログオン」を押します。その後プロファイルの選択を求められた場合は、現在使用中のプロパティを選択しOKを押します。
- 上段のウィンドウで、保存対象のデータファイルを探してダブルクリックします。
- 左側のナビゲーション ウィンドウで、[ルート コンテナー] を展開し、[インフォメーション ストアの先頭] または [IPM_SUBTREE] を展開します。
- 受信トレイを右クリックして、[Open Associated Content Table (関連付けられたコンテンツ テーブルを開く)] をクリックします。
- [Subject (件名)] 列の下で、件名が IPM.Configuration.Autocomplete のアイテムを右クリックし、[Export Message (メッセージのエクスポート)] をクリックします。
- Save Message To File(対象をファイルに保存)画面が開かれるので、OKで進みます。
その後、ファイルの保存場所を選択し、保存ボタンを押します。
- Copy Toの画面に遷移されるので、OKで進みます 。
- Tags To Exclude画面に遷移されるので、ここもOKで進みます。
以上でバックアップの作業は完了です。
バックアップから復元を行う場合
- 上記項目8の画面まで行き、「Folder」>「Import」>「From MSG」の順に開きます。
- バックアップしたファイルを参照し開きます。
- 表示される [Load MSG (メッセージの読み込み)] ウィンドウで、[Load style (読み込みスタイル)] 一覧の [Load message into current folder (メッセージを現在のフォルダーに読み込む)] を選択し、[OK] をクリックします。
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